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細やかなりの意味

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学研全訳古語辞典

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こま-やか・なり 【細やかなり・濃やかなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


繊細で美しい。きめこまやかだ。こまごましている。


出典枕草子 御前にて人々とも


「高麗端(かうらいばし)の、席(むしろ)青うこまやかに厚きが」


[訳] 高麗縁(こうらいべり)の畳で、むしろが青くて編み目がきめこまやかで厚いのが。


心がこもっている。懇切丁寧だ。


出典源氏物語 桐壺


「今はなほ、昔のかたみになずらへてものし給(たま)へなど、こまやかに書かせ給へり」


[訳] 今はやはり、(若宮を桐壺更衣(きりつぼのこうい)の)形見と思って参内なさいなどと、懇切丁寧にお書きになっている。


精細だ。綿密だ。


出典徒然草 一四一


「聖教(しやうげう)のこまやかなる理(ことわり)」


[訳] 仏典の精細な道理。


色が濃い。染色がきめこまかく、深みがある。


出典源氏物語 若紫


「鈍色(にびいろ)のこまやかなるが、うちなえたるどもを着て」


[訳] ねずみ色の色が濃いので、着なれてなよなよとなったものを着て。


参考

「こまやかなり」と「こまかなり」の違い 「こまやかなり」は人間関係の親密さや色の濃さを表すときに用い、「こまかなり」は見た目の繊細さを表すときに用いられる。



ささ-やか・なり 【細やかなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


こぢんまりしている。


出典源氏物語 花散里


「ささやかなる家の」


[訳] こぢんまりした家の。


小柄だ。


出典紫式部日記 寛弘六・一・一~三


「いとささやかに、小さしといふべきかたなる人の」


[訳] たいそう小柄で、むしろ小さいといってもよいほうの人で。◆「やか」は接尾語。後には「さざやかなり」とも。



ほそ-やか・なり 【細やかなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


ほっそりしている。弱々しい。


出典枕草子 ものへ行く路に


「きよげなる男(をのこ)ほそやかなるが」


[訳] きれいな男で、ほっそりしているのが。◆「やか」は接尾語。









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