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細かなりの意味

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こま-か・なり 【細かなり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


極めて小さい。こまごましている。


出典源氏物語 真木柱


「こまかなる灰の目鼻にも入りて」


[訳] (香炉の)極めて小さい灰が目や鼻にも入って。


親密だ。親切だ。


出典伊勢物語 九四


「子ある仲なりければ、こまかにこそあらねど、時々物言ひおこせけり」


[訳] 子供がいる間柄であったので、親密にというのではないが、ときどき便りをしてきた。


詳しい。綿密だ。


出典源氏物語 須磨


「道のほどもあやふければ、こまかには聞こえ給(たま)はず」


[訳] 道のようすも不確実であるので、詳しくは申し上げなさらない。


きめが細かい。細部まで整っていて美しい。精妙だ。


出典紫式部日記 寛弘五・八・二六


「少し起き上がり給(たま)へる顔の、うち赤み給へるなど、こまかにをかしうこそ侍(はべ)りしか」


[訳] 少し起き上がりなさった顔の、少し赤みがさしていらっしゃるところなど、きめが細かく美しゅうございました。








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