学研全訳古語辞典 |
あし 【葦・蘆】
水辺に生える草の名。よし。和歌では「難波江(なにはえ)」の景物として詠まれる。[季語] 秋。
出典新古今集 春上
「夕月夜潮満ち来(く)らし難波江(なにはえ)のあしの若葉に」
[訳] ⇒ゆふづくよ…。
参考
(1)和歌では、「刈(か)り」「節(ふし)・(よ)」などを縁語とすることが多い。(2)「あし」が「悪(あ)し」に通じるのを避けて、「よし」ともいう。
よし 【葦・蘆・葭】
あし(=草の名)の別名。「悪(あ)し」に通ずるのを嫌っていった語。
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