学研全訳古語辞典 |
めぐ・む 【恵む・恤む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
情けをかける。いつくしむ。恩恵を施す。施しを与える。
出典徒然草 一四二
「いかがして人をめぐむべきとならば」
[訳] どのようにして人に恩恵を施すのがふさわしいかというならば。
め-ぐ・む 【芽ぐむ・萌む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
(草木が)芽を出す。
出典徒然草 一五五
「木(こ)の葉の落つるも、まづ落ちてめぐむにはあらず」
[訳] 木の葉が散るのも、まず葉が落ちて、それから芽を出すのではない。◆「ぐむ」は接尾語。
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