学研全訳古語辞典 |
はた 【二十】
にじゅう。
出典古今集 仮名序
「すべて千歌(ちうた)はた巻(まき)、名づけて古今和歌集といふ」
[訳] 全部合わせて千首の歌、二十巻、名づけて『古今和歌集』という。
はた-ち 【二十】
①
にじゅう。
出典伊勢物語 九
「その山は、ここにたとへば、比叡(ひえ)の山をはたちばかり重ね上げたらむ程して」
[訳] その山(=富士山)は、京の都を例にとると、比叡山(ひえいざん)を二十くらい積み上げたような程度(の高さ)で。
②
二十歳。◆「ち」は接尾語。
二十のページへのリンク |