古語:

偶なりの意味

古文辞書 - Weblio古語辞典古語辞典
約23000語収録の古語辞典

古語辞典


    



学研全訳古語辞典

学研教育出版学研教育出版

たま-さか・なり 【偶なり】

形容動詞ナリ活用

活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}


偶然だ。たまたまだ。


出典源氏物語 若紫


「たまさかに立ち出(い)づるだに、かく、思ひの外(ほか)なることを見るよ」


[訳] 偶然に出かけてきてさえ、このように思いがけないことを見るよ。


まれだ。ときたまだ。


出典枕草子 五月の御精進のほど


「あやしき法師、下衆(げす)のいふかひなきのみ、たまさかに見ゆるに」


[訳] 身分の低い法師、下僕のみすぼらしい者をのみ、まれに見るが。


〔連用形を仮定条件を表す句の中に用いて〕万一。


出典竹取物語 火鼠の皮衣


「もし、天竺(てんぢく)にたまさかに持(も)て渡りなば」


[訳] もし、インドに万一持ってきていたならば。








偶なりのページへのリンク

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳

偶なりのお隣キーワード

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   

・英和辞典なら、Weblio英和・和英辞典

・英単語学習なら、Weblio英単語帳




偶なりのページの著作権
古語辞典 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
学研教育出版学研教育出版
©GAKKEN 2024 Printed in Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS