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内証の意味

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ない-しょう 【内証】

名詞

心の中に仏教の真理を悟ること。また、その悟った真理。


出典徒然草 一五七


「外相(げさう)もし背かざれば、ないしょう必ず熟す」


[訳] 外部に現れた姿が正しい法に反しなければ、内心の悟りは必ずでき上がってくる。◇仏教語。


内密。秘密。内輪(うちわ)の事情。


出典好色一代女 浮世・西鶴


「ないしょうの事ども、何によらず外(ほか)へ漏らさじ」


[訳] 内輪の事情は何によらず、他人には漏らすまい。


暮らし向き。家計。ふところぐあい。


出典博多小女郎 浄瑠・近松


「身請けするほど、ないしょうがあたたかで」


[訳] 身請けするほど、ふところぐあいが豊かで。


主婦がいる奥の間(ま)。また、主婦。








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