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冠るの意味

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学研全訳古語辞典

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かがふ・る 【冠る・被る】

他動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


かぶる。


出典万葉集 八九二


「麻衾(あさぶすま)引きかがふり」


[訳] ⇒かぜまじり…。


(恩恵や命令などを)受ける。いただく。


出典万葉集 四三二一


「畏(かしこ)きや命(みこと)かがふり」


[訳] 畏(おそ)れ多い天皇のご命令を受け。◆「かうぶる」「かうむる」の古形。上代語。



かぶ・る 【被る・冠る】

[一]他動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


上からものの表面を覆う。かぶる。


出典心中天網島 浄瑠・近松


「火燵(こたつ)に治兵衛(ぢへゑ)またころり、かぶる蒲団(ふとん)の格子縞(かうしじま)」


[訳] こたつに治兵衛はまたころりと寝転がり格子縞のふとんをかぶる。


頭から浴びる。


出典七偏人 滑稽


「丼鉢(どんぶりばち)を倒(たふ)してかぶりし小麦(うどん)の粉(こ)に」


[訳] 丼鉢を倒して頭から浴びたうどんの粉で。


(恩恵や賞罰を)受ける。


出典宇津保物語 祭の使


「望みあるもののせいとくをかぶらんとて」


[訳] 願いのある者が権力の恩恵を受けようとして。◆「かうぶる」の変化した語。


[二]自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


だまされる。


出典世間胸算用 浮世・西鶴


「どこの牛の骨やらしらいで人のかぶる衣装つき」


[訳] どこの馬の骨かわからないで人がだまされる着物姿。◆「かうぶる」の変化した語。








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