学研全訳古語辞典 |
ふる-め・く 【古めく】
活用{か/き/く/く/け/け}
①
古びて見える。古風に見える。
出典枕草子 成信の中将は
「『こま野の物語』は、なにばかりをかしき事もなく、ことばもふるめき」
[訳] 『こま野の物語』はたいしておもしろい点もなく、言葉も古風に見えて。
②
年寄りじみて見える。
出典源氏物語 朝顔
「いとふるめきたる御けはひ、しはぶきがちにおはす」
[訳] とても年寄りじみて見えているごようすで、(何度も)せきこんでいらっしゃる。◆「めく」は接尾語。
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