学研全訳古語辞典 |
ふる-・ぶ 【古ぶ・旧ぶ】
活用{び/び/ぶ/ぶる/ぶれ/びよ}
①
古風になる。古くさくなる。
出典源氏物語 蓬生
「心ばせなどのふるびたる方(かた)こそあれ、いとうしろやすき後見(うしろみ)ならむ」
[訳] 心遣いなどは古風になっているところもあるが、大変安心できる世話役であるだろう。
②
年寄りじみる。
出典堤中納言 花桜をる少将
「ふるびたる声にて『いなや、こはたれそ』とのたまふ」
[訳] 年寄りじみた声で「いやはや、こんなことをするのはだれだ」とおっしゃる。
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