学研全訳古語辞典 |
こと-ぶ・く 【寿く】
活用{か/き/く/く/け/け}
「ことほく」に同じ。
出典烏帽子折 浄瑠・近松
「千代万年とことぶきて」
[訳] 千年万年続くようにと言葉で祝って。
ほ・く 【祝く・寿く】
活用{か/き/く/く/け/け}
祝い言を唱える。ことほぐ。祝う。
出典万葉集 四一三六
「寄生(ほよ)取りて挿頭(かざ)しつらくは千年(ちとせ)ほくとそ」
[訳] やどりぎを取って髪にさしたのは、千年の長寿を祝うということだ。◆後世は「ほぐ」。
こと-ほ・く 【言祝く・寿く】
活用{か/き/く/く/け/け}
言葉で祝福する。祝う。
出典古事記 仲哀
「ここにことほきて白(まを)ししく」
[訳] ここに(神を)祝福して申し上げたことには。◆「ほく」は祝う意。後世は「ことほぐ」。
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