学研全訳古語辞典 |
こい 【恋】
⇒こひ
こひ 【恋】
①
慕う気持ち。
出典万葉集 二一四五
「秋萩(あきはぎ)のこひも尽きねば」
[訳] 秋萩を慕う気持ちもやまないので。
②
(異性に対する)愛情。恋。恋愛。
出典万葉集 一四一九
「呼ぶ子鳥いたくな鳴きそわがこひまさる」
[訳] 呼子鳥よひどくは鳴いてくれるな私の恋しさが増すから。
参考
対象が離れているため、なかなか思いがかなえられず、逢いたい、見たいなどと切実に心が引かれる気持ちを表し、悩み・苦しみ・悲しみなどの感情を伴うことが多い。
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