学研全訳古語辞典 |
かき-あ・ぐ 【搔き上ぐ】
活用{げ/げ/ぐ/ぐる/ぐれ/げよ}
①
引っぱり上げる。
出典今昔物語集 一一・二四
「股(もも)脛(はぎ)まで衣をかきあげたるに」
[訳] もも・すねのあたりまで衣を引っぱり上げたところ。
②
灯心をかき立てて明るくする。
出典徒然草 二二
「いにしへは…『火かかげよ』とこそ言ひしを、今様(いまやう)の人は…、『かきあげよ』と言ふ」
[訳] 昔は…「火かかげよ」と言ったのを、今ごろの人は…「かきあげよ(=灯心をかき立てよ)」と言う。
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