学研全訳古語辞典 |
さま-かは・る 【様変はる】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
(ようすが)普通と異なる。風変わりである。
出典源氏物語 少女
「五節(ごせち)にことつけて、直衣(なほし)などさまかはれる色許されて参りたまふ」
[訳] 五節にこと寄せて、直衣など、普段とは異なった色を許されて(宮中に)参上なさる。
②
(出家して)姿が変わる。
出典源氏物語 若菜上
「今はとてさまかはるは悲しげなるわざなれば」
[訳] もうこれまでと言って出家して姿が変わるのは悲しいことなので。
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