学研全訳古語辞典 |
ます-かがみ 【真澄鏡】
よく澄んで、くもりのない鏡。◆「ますみのかがみ」の変化した語。中古以後の語で、古くは「まそかがみ」。
ます-かがみ 【真澄鏡】
分類枕詞
鏡とかかわりのある「清し」「見る」「向かふ」などにかかる。
まそ-かがみ 【真澄鏡】
「ますかがみ」に同じ。◆「まそみかがみ」の変化した語。上代語。
まそ-かがみ 【真澄鏡】
分類枕詞
鏡の性質・使い方などから、「見る」「清し」「照る」「磨(と)ぐ」「掛く」「向かふ」「蓋(ふた)」「床(とこ)」「面影(おもかげ)」「影」などに、「見る」ことから「み」を含む地名「敏馬(みぬめ)」「南淵山(みなぶちやま)」にかかる。
出典万葉集 二六七〇
「まそかがみ清き月夜(つくよ)の」
[訳] 鏡のように澄んだ月が。
まそみ-かがみ 【真澄鏡】
「まそかがみ」に同じ。
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