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見入るの意味

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学研全訳古語辞典

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み-い・る 【見入る】

他動詞ラ行下二段活用

活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}


外から内を見る。のぞく。


出典枕草子 殿などのおはしまさで後


「御簾(みす)のそばの、あきたりつるより、みいれつれば」


[訳] 御簾のわきのすき間から、中をのぞいたところ。[反対語] 見出(みい)だす。


気にとめて見る。目をかける。心を込めて世話をする。


出典枕草子 にくきもの


「あからさまに来たる子ども・童(わらはべ)を、みいれらうたがりて」


[訳] ちょっと遊びに来た子供や幼子たちを、目をかけてかわいがって。


(悪霊などが)目をつけてとりつく。


出典源氏物語 夕顔


「荒れたりし所に住みけむ物の我にみいれけむたよりに」


[訳] 荒れはてた所に住みついたという魔性のものが、私に目をつけてとりついたまきぞえで。








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