学研全訳古語辞典 |
み-つ・く 【見付く】
活用{か/き/く/く/け/け}
見なれる。見てなじむ。
出典源氏物語 手習
「さだ過ぎたる尼額(あまびたひ)のみつかぬに」
[訳] 盛りをすぎた尼削(あまそ)ぎの額のなじんでいないのに。
活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}
[一]に同じ。
出典世間胸算用 浮世・西鶴
「鳶(とび)烏(からす)も、不断、焼き印の大編み笠(がさ)をみつけて」
[訳] とびやからすも、ふだん焼き印入りの大編み笠を見なれて。
活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}
見つける。発見する。
出典竹取物語 かぐや姫の生ひ立ち
「金(こがね)ある竹をみつくる事重なりぬ」
[訳] 金の入っている竹を見つけることが何回もあった。
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