学研全訳古語辞典 |
ごらんじ-つ・く 【御覧じ付く】
活用{か/き/く/く/け/け}
見慣れていらっしゃる。▽「見付く」の尊敬語。
出典源氏物語 絵合
「弘徽殿(こきでん)にはごらんじつきたれば」
[訳] (冷泉(れいぜい)帝は)弘徽殿の女御(にようご)には見慣れていらっしゃった(=なじんでいらっしゃった)ので。
活用{け/け/く/くる/くれ/けよ}
お見つけになる。目におとめになる。▽「見付く」の尊敬語。
出典和泉式部
「この童(わらは)かくれの方にけしきばみたるけはひをごらんじつけて」
[訳] (帥(そち)の宮は)この子供が、物陰でいかにも何かありそうなようすなのをお見つけになって。
御覧じ付くのページへのリンク |