学研全訳古語辞典 |
む-もん 【無文・無紋】
①
冠・衣・帯・太刀などの地に模様のないこと。無地。また、そのもの。
出典枕草子 関白殿、二月二十一日に
「紅梅の濃き薄き織物、固紋(かたもん)・むもんなどを」
[訳] 紅梅の色の濃いまたは薄い織物、固紋(=織物の、糸を浮かさずに固くしめて織った模様)、無地などを。
②
和歌・連歌(れんが)・俳諧(はいかい)で、技巧や趣向をこらさないこと。また、そのような表現の歌や句。[反対語]①②有文(うもん)。
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①
冠・衣・帯・太刀などの地に模様のないこと。無地。また、そのもの。
出典枕草子 関白殿、二月二十一日に
「紅梅の濃き薄き織物、固紋(かたもん)・むもんなどを」
[訳] 紅梅の色の濃いまたは薄い織物、固紋(=織物の、糸を浮かさずに固くしめて織った模様)、無地などを。
②
和歌・連歌(れんが)・俳諧(はいかい)で、技巧や趣向をこらさないこと。また、そのような表現の歌や句。[反対語]①②有文(うもん)。
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