学研全訳古語辞典 |
さい-の-かみ 【塞の神・道祖神】
「さへのかみ」に同じ。
だうそ-じん 【道祖神】
路上の悪霊・邪神から旅人を守り、旅の安全を守る神。村境・峠や辻(つじ)などに祭られる。「道六神(だうろくじん)」「手向(たむ)けの神」「塞(さへ)の神」とも。
出典奥の細道 出発まで
「だうそじんの招きにあひて、取るもの手につかず」
[訳] 道祖神の招きにあって、(旅に出たくて)何も手につかないで。
参考
もと「塞の神」と「道祖神」とは別のもので、村境や辻などに祭られて悪霊・邪神を防ぎ止めるのが「塞の神」。これに、中国の道路の守り神の「道祖神」が結びついて、旅の安全をも守る神となった。
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