学研全訳古語辞典 |
かう-・ず 【勘ず・拷ず】
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
打って責める。こらしめる。
出典宇治拾遺 二・九
「これたてこめてかうぜん」
[訳] これ(=男)を閉じ込めてこらしめよう。
かう-ず 【好事】
変わった物事を好むこと。物好き。
かう-・ず 【講ず】
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
①
講義する。仏典・漢籍などの意味を説く。
出典今昔物語集 二〇・三三
「法華経(ほけきやう)をかうずる所あり」
[訳] 法華経を講義する所がある。
②
(詩や歌の会で、詩歌を)読み上げる。披講する。
出典源氏物語 花宴
「文(ふみ)などかうずるにも」
[訳] 漢詩などを読み上げるときにも。
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