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けらしの意味

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学研全訳古語辞典

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け-らし

助動詞特殊型

《接続》活用語の連用形に付く。


〔過去の事柄の根拠に基づく推定〕…たらしい。…たようだ。


出典新古今集 春上


「ほのぼのと春こそ空に来(き)にけらし天(あま)の香具山(かぐやま)霞(かすみ)たなびく」


[訳] ほのぼのと春が空にやって来たらしい。天の香具山には霞がたなびいている。


〔過去の詠嘆〕…たのだなあ。…たなあ。


出典鹿島紀行 俳文・芭蕉


「まことに愛すべき山の姿なりけらし」


[訳] (筑波山(つくばさん)は)本当に愛すべき山の姿であったなあ。


参考

(1)過去の助動詞「けり」の連体形「ける」に推定の助動詞「らし」の付いた「けるらし」の変化した語。(2)は近世の擬古文に見られる。








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