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作法の意味

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さ-はふ 【作法】

名詞

物事の仕方。やり方。


出典源氏物語 桐壺


「さはふ世にめづらしきまで」


[訳] (ご婚礼の)仕方は世に類がないほどりっぱに。


しきたり。慣例。


出典徒然草 二〇三


「勅勘(ちよくかん)の所に靫(ゆき)かくるさはふ」


[訳] 天皇のおとがめのあった家に矢を入れて背負う道具を掛けるしきたりは。


礼儀作法。


出典大鏡 時平


「家内にも大臣のさはふを振る舞ひ給(たま)はず」


[訳] 家の中でも大臣らしい礼儀作法はお振る舞いなさらない。


ありさま。状況。


参考

仏教関係の作法は「さほふ」。



さ-ほふ 【作法】

名詞

葬礼・法会(ほうえ)・授戒などの、仏事のやり方。


出典源氏物語 桐壺


「例のさほふにをさめ奉るを」


[訳] (火葬という)いつもの仏事のやり方で(桐壺更衣(きりつぼのこうい)の遺体を)葬り申し上げるのだが。◆仏教語。








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