学研全訳古語辞典 |
ちはや-ぶる 【千早振る】
分類枕詞
①
荒々しい「氏(うぢ)」ということから、地名「宇治(うぢ)」にかかる。「ちはやぶる宇治の」。
②
荒々しい神ということから、「神」および「神」を含む語、「神」の名、「神社」の名などにかかる。
出典古今集 秋下
「ちはやぶる神代(かみよ)も聞かず」
[訳] ⇒ちはやぶる…。
ちはや-ぶる 【千早振る】
上二段動詞「ちはやぶ」の連体形。たけだけしい。荒々しい。のちには「ちはやふる」とも。
出典万葉集 一九九
「ちはやぶる人を和(やは)せ」
[訳] 荒々しい人を懐柔し。
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