古語:

名告るの意味

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学研全訳古語辞典

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な-の・る 【名告る・名乗る】

自動詞ラ行四段活用

活用{ら/り/る/る/れ/れ}


自分の名を告げる。


出典平家物語 七・忠度都落


「『忠度(ただのり)』となのり給(たま)へば」


[訳] 「忠度(です)」と名をお告げになると。


戦場で、家柄・姓名を大声で申し述べる。


出典保元物語 上


「『大和の国の住人、宇野の七郎親浩(ちかひろ)と申す者なり』と、高らかにこそなのりけれ」


[訳] 「大和の国の住人、宇野の七郎親浩と申す者である」と、高らかに名告りをあげた。


名前として付ける。


出典平家物語 六・祇園女御


「子息一人養子にして、清国(きよくに)となのらせ」


[訳] 子供一人を養子にして、清国と名前を付けて。


虫や鳥などが鳴く。


出典枕草子 にくきもの


「蚊の細声にわびしげになのりて、顔のほどに飛びありく」


[訳] 蚊がかぼそい声で心細い感じに鳴いて、顔のあたりを飛び回る(のはにくらしい)。








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