学研全訳古語辞典 |
てん-たう 【天道】
①
天地自然の道理。天の道。「天理」とも。
出典懐風藻
「てんたう親(しん)無し、惟(ただ)善をのみこれ輔(たす)くと」
[訳] 天の道は特に親しいものはなく公平で、ただ善人だけを助けるという。
②
天帝。天地自然を支配する神。
③
太陽。おてんとうさま。「てんと」とも。◆「てんだう」とも。
あま-ぢ 【天路・天道】
①
天上への道。
出典万葉集 八〇一
「ひさかたの(=枕詞(まくらことば))あまぢは遠し」
[訳] 天上への道は遠い。
②
天上にある道。
出典万葉集 二〇一〇
「夕星(ゆふつづ)も通ふあまぢを」
[訳] 宵の明星も通う天上にある道を。
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