学研全訳古語辞典 |
あま-くだ・る 【天降る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
天から下界に降りる。
出典万葉集 四〇九四
「葦原(あしはら)の瑞穂(みづほ)の国をあまくだり知らしめしける天皇(すめろき)の」
[訳] 葦原の瑞穂の国を天上から降り、お治めになった天皇の。
あも・る 【天降る】
活用{ら/り/る/る/れ/れ}
①
天上から地上にくだる。あまくだる。
出典万葉集 四四六五
「高千穂の岳(たけ)にあもりし」
[訳] 高千穂の岳にあまくだった。
②
(天皇が)お出かけになる。行幸する。
出典万葉集 一九九
「行宮(かりみや)にあもりいまして」
[訳] 仮の宮殿にお出かけになられて。◆「あまおる」の変化した語。
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