学研全訳古語辞典 |
め-も-あや・なり 【目もあやなり】
分類連語
①
まばゆいほどにりっぱだ。▽きらびやかで直視できないようす。
出典源氏物語 手習
「めもあやに、いみじき天人の天降(あまくだ)れるを」
[訳] まばゆいほどりっぱで、すばらしい天女が天降ってきたのを。
②
目をまわすほどひどい。
出典枕草子 宮にはじめてまゐりたるころ
「あらがひ論じなど聞こゆるは、めもあやに、あさましうまであいなう」
[訳] 抗弁など申し上げるありさまは、目をまわすほどひどく、あきれるほどにむやみに。
なりたち
名詞「め」+係助詞「も」+形容動詞「あやなり」
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