学研全訳古語辞典 |
たのし・む 【楽しむ】
活用{ま/み/む/む/め/め}
①
心が満ち足りて楽しく思う。
出典方丈記
「深くよろこぶ事あれども、大きにたのしむにあたはず」
[訳] 深く喜ぶことがあっても、大いに楽しむことはできない。
②
物が豊富で裕福になる。富む。
出典平家物語 一・祇王
「たのしみ栄えて何かせん」
[訳] 裕福になり栄えてどうしようというのか。
活用{ま/み/む/む/め/め}
楽しく感じる。楽しむ。
出典徒然草 九三
「人皆生(しやう)をたのしまざるは、死を恐れざる故(ゆゑ)なり」
[訳] 人が皆生を楽しまないのは、死を恐れないからである。
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