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濡つの意味

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そぼ・つ 【濡つ】

自動詞タ行上二段活用

活用{ち/ち/つ/つる/つれ/ちよ}


(雨・涙などで)ぬれる。びしょびしょになる。


出典徒然草 四四


「稲葉の露にそぼちつつ」


[訳] 稲の葉に置く露にぬれながら。


(雨・涙などが)しめやかに落ちる。そぼふる。


出典古今集 恋三


「明けぬとて帰る道にはこきたれて雨も涙も降りそぼちつつ」


[訳] 夜が明けてしまうといって帰る道にしごいたようにこぼれて落ちて雨も(つらい別れの)涙もひどく降り落ち続けることだ。◆上代は「そほつ」か。








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