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瀬の意味

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学研全訳古語辞典

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せ 【瀬】

名詞

川や海の浅くなっている所。また浅くて流れのはやい所にもいう。瀬。浅瀬。


出典詞花集 恋上


「せを早み岩にせかるる滝川(たきがは)のわれても末に逢(あ)はむとぞ思ふ」


[訳] ⇒せをはやみ…。[反対語] 淵(ふち)。


物事に出合う時。場所。折。機会。


出典平家物語 三・足摺


「よき様(やう)に申す事もあらんずらんと頼みをかけ、そのせに身をも投げざりける心の程こそはかなけれ」


[訳] 都合のよいように申し上げることもあるだろうと期待もかけ、その折に身を投げもしなかったという気持ちの持ちようもつまらないことであった。


(その)点。(その)節(ふし)。(その)こと。▽形式名詞的に用いる。


出典源氏物語 葵


「うれしきせもまじりて」


[訳] (悲しみの中にも)うれしい点もまじって。


注意

は対語の「淵(=水のよどんだ深くなった所)」とともに覚えておこう。








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