学研全訳古語辞典 |
さ・し 【狭し】
活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
狭(せま)い。
出典万葉集 八九二
「あがためはさくやなりぬる」
[訳] ⇒かぜまじり…。
せ・し 【狭し】
活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
〔多く「…もせに」「所せし」の形で〕せまい。窮屈だ。⇒せに・ところせし
せば・し 【狭し】
活用{(く)・から/く・かり/し/き・かる/けれ/かれ}
狭(せま)い。
出典方丈記
「ほどせばしといへども、夜臥(ふ)す床(ゆか)あり、昼居(ゐ)る座あり」
[訳] (庵(いおり)は)広さが狭いとはいっても夜寝る床もあり、昼間座っている場所もある。
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