学研全訳古語辞典 |
をとこ-ぎみ 【男君】
①
貴族の男性、または子息の尊敬語。
出典源氏物語 柏木
「日さしあがる程に生まれ給(たま)ひぬ。をとこぎみと聞き給ふに」
[訳] 日が昇るころにお生まれになった。男君とお聞きになって。[反対語] 女君(をんなぎみ)。
②
貴族の婿・夫の尊敬語。
出典枕草子 すさまじきもの
「家のうちなるをとこぎみの来(こ)ずなりぬる、いとすさまじ」
[訳] その家の人となったお婿さんが通って来なくなってしまったのは、とても興ざめである。
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①
貴族の男性、または子息の尊敬語。
出典源氏物語 柏木
「日さしあがる程に生まれ給(たま)ひぬ。をとこぎみと聞き給ふに」
[訳] 日が昇るころにお生まれになった。男君とお聞きになって。[反対語] 女君(をんなぎみ)。
②
貴族の婿・夫の尊敬語。
出典枕草子 すさまじきもの
「家のうちなるをとこぎみの来(こ)ずなりぬる、いとすさまじ」
[訳] その家の人となったお婿さんが通って来なくなってしまったのは、とても興ざめである。
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