学研全訳古語辞典 |
し・る 【痴る】
活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}
ぼんやりとなる。ぼける。愚かになる。
出典竹取物語 かぐや姫の昇天
「心地(ここち)ただしれにしれて」
[訳] 気持ちがただもうぼんやりとなって。
お・る 【愚る・痴る】
活用{れ/れ/る/るる/るれ/れよ}
愚かしくなる。放心状態になる。
出典源氏物語 少女
「おのづから、おれたる事こそ出(い)で来(く)べかめれ」
[訳] (子供のことでは)自然に愚かしくなっていることが出て来るはずのようだ。
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