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心地の意味

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ここ-ち 【心地】

名詞

気持ち。気分。


出典竹取物語 かぐや姫の昇天


「荒れも戦はで、ここちただ痴(し)れに痴れてまもりあへり」


[訳] (武士たちは)荒々しく戦うこともしないで、気持ちがただもうぼんやりとなって(お互いに)見つめあっていた。


心。心構え。考え。


出典枕草子 虫は


「さるここちに道心おこして、つき歩(あり)くらむよ」


[訳] そんな(米つき虫の)心にも仏道を求める心を起こして、頭を下げて歩き回っているのだろうよ。


感じ。ようす。気配。


出典源氏物語 帚木


「なよ竹のここちして、さすがに折るべくもあらず」


[訳] しなやかな竹のような感じがして、いくらなんでも折ることができそうもない。


病気。気分が悪いこと。


出典落窪物語 三


「中納言忽(たちま)ちに御ここちも止(や)みてめでたし」


[訳] 中納言はたちまちご病気も治り、喜ばしいことだ。








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