学研全訳古語辞典 |
や-ぐら 【矢倉・櫓】
①
武器の倉庫。兵庫(つわものぐら)。
②
城門や城壁の上に設ける高い建物。物見や指揮、また、矢・石などを発射するためのもの。
③
(ア)
江戸時代、劇場の正面木戸口の上の屋根に造りつけ、座元の紋を染めた幕(櫓幕)をめぐらした建物。ここで客寄せなどの太鼓を打った。櫓は初め、官許を得た印として設けたが、後には形式的なものとなった。
(イ)
江戸時代、相撲小屋で、櫓太鼓を打つために設けた高い台。
④
一般に、木材を組んでつくる、塔状・台状のもの。船櫓・こたつ櫓など。
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