学研全訳古語辞典 |
みが・く 【磨く・研く】
活用{か/き/く/く/け/け}
①
(物を)磨く。
出典枕草子 あさましきもの
「挿し櫛(ぐし)すりてみがく程に」
[訳] 挿し櫛をこすって磨いているうちに。
②
飾りたてる。化粧することにもいう。
出典源氏物語 明石
「娘住まはせたるかたは、心殊にみがきて」
[訳] 娘を住まわせている所は、丹精こめて飾りたてて。
③
いっそう洗練させる。いっそうりっぱなものにする。
出典源氏物語 若菜上
「対(たい)の上(うへ)の御もてなしにみがかれて」
[訳] (明石の姫君は)対の上(=紫の上)のご養育でいっそう洗練させられて。
磨くのページへのリンク |