学研全訳古語辞典 |
さ・ふ 【障ふ】
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
つかえる。
出典枕草子 あさましきもの
「挿し櫛(ぐし)すりて磨く程に、物に突きさへて折りたる心地」
[訳] 挿し櫛をこすって磨いているうちに、何かにぶつかってつかえて折ってしまった気持ち。
活用{へ/へ/ふ/ふる/ふれ/へよ}
妨げる。
出典徒然草 一一二
「一生は雑事(ざふじ)の小節(せうせつ)にさへられて、空(むな)しく暮れなん」
[訳] (人の)一生は雑多なつまらない義理に妨げられて、むだに終わってしまうだろう。
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