学研全訳古語辞典 |
たち-すく・む 【立ち竦む】
活用{ま/み/む/む/め/め}
①
立ち続ける。
出典源氏物語 宿木
「やうやう腰痛きまでたちすくみ給(たま)へど」
[訳] だんだん腰が痛くなるまで立ち続けなさるが。
②
立ったまま身動きできなくなる。
出典宇治拾遺 一〇・四
「火をともし、太刀をぬき、目を見張りて、おのおのたちすくみて、さらにすることなし」
[訳] 火をともし、太刀をぬき、目を見張って、それぞれ立ったまま身動きできなくなって、いっこうに何もしない。
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