学研全訳古語辞典 |
おち-あ・ふ 【落ち合ふ】
活用{は/ひ/ふ/ふ/へ/へ}
①
出会う。来合わす。
出典平家物語 九・木曾最期
「石田が郎等(らうどう)二人おちあうて」
[訳] 石田の家来二人が(木曾殿に)出会って。◇「おちあう」はウ音便。
②
意見が一致する。仲直りをする。
出典保元物語 中
「兄弟の仲、不快なりける間、今こそおちあふところよと」
[訳] 兄弟の仲が悪かったので、今こそ仲直りするときだよと。
③
進んで出会って相手になる。立ち向かう。
出典平家物語 九・一二之懸
「平家のさぶらひどもは直実(なほざね)におちあへや、おちあへ」
[訳] 平家の侍たちはこの直実に立ち向かえよ、立ち向かえ。
落ち合ふのページへのリンク |