学研全訳古語辞典 |
しん-・ず 【進ず】
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
差し上げる。奉る。
出典平家物語 一・殿上闇討
「もしなほその咎(とが)あるべくは、かの身を召ししんずべきか」
[訳] もしそれでもまだみとがめがあるのならば、その(家来の)身を召し出して差し上げるべきでしょうか。
活用{ぜ/じ/ず/ずる/ずれ/ぜよ}
〔動詞の連用形に助詞「て」「で」が付いた形に付いて〕…(て)差し上げる。…(て)あげる。
出典鑓権三 浄瑠・近松
「汗拭(ぬぐ)うてしんぜう」
[訳] 汗をふいてあげよう。
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