学研全訳古語辞典 |
しゃう-じん 【正真】
本当。真実。◆後に「しゃうしん」とも。
しゃう-じん 【生身・正身】
①
生まれながらの体。生きている身。生身(なまみ)。
②
仏・菩薩(ぼさつ)が人々を救うため、仮に姿を変えてこの世に現す肉身。◆仏教語。
しゃう-じん 【精進】
①
一心に仏道修行に励むこと。
出典徒然草 八六
「一生しゃうじんにて、読経(どきやう)うちして」
[訳] 一生、仏道修行に励んで、経を読んで。
②
身を清め、不浄を避けること。
出典平家物語 二・徳大寺之沙汰
「にはかにしゃうじん始めつつ、厳島(いつくしま)へぞ参られける」
[訳] 急いで身を清め不浄を避けることを始めて、厳島へ参詣(さんけい)なさった。
③
魚や肉類を食べないで菜食すること。◆「しゃうじ」「さうじん」「さうじ」とも。仏教語。
しゃうじんのページへのリンク |