学研全訳古語辞典 |
ほがら-か・なり 【朗らかなり】
活用{なら/なり・に/なり/なる/なれ/なれ}
①
明るい。
出典宇津保物語 祭の使
「大学の窓に光ほがらかなる朝(あした)は」
[訳] 大学の窓に光が明るい朝は。
②
晴れやかだ。明るくて晴れ晴れしている。
出典蜻蛉日記 下
「いとほがらかにうち笑ふ」
[訳] たいそう晴れやかに明るく笑う。
③
(物事に)明るい。(物事に)通暁(つうぎよう)している。明快だ。
出典栄花物語 疑ひ
「顕密(けんみつ)共にほがらかなるをば」
[訳] 顕教・密教ともにくわしく通じている者を。◆「か」は接尾語。
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