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ままの意味

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ま-ま 【乳母】

名詞

乳母(うば)。めのと。



まま 【儘・随】

名詞

(…の)とおり。(…の)まま。▽成り行きに任せること。


出典源氏物語 少女


「ただのたまふままの御心にて」


[訳] ただおっしゃるとおりのお心で。


心のまま。思うとおり。


出典源氏物語 澪標


「世の中の事、…この大臣(おとど)の御ままなり」


[訳] 世の中のことは、…この大臣のお心のままである。


そのまま。それきり。


出典源氏物語 末摘花


「しか。まかで侍(はべ)るままなり」


[訳] そうです。(宮中から)退出しましてそのまま(こちらへ参上したの)です。


参考

多く形式名詞として用いる。



まま 【崖】

名詞

がけ。急斜面。



真間

分類地名


歌枕(うたまくら)。今の千葉県市川市真間付近の地。『万葉集』に歌われた伝説の美少女「真間の手児奈(てこな)」によって有名である。



真間の手児奈

分類人名


下総(しもうさ)の国葛飾(かつしか)郡の真間の里(今の千葉県市川市)に住んでいたという伝説の女性。多くの男性に求婚されて悩んだ末、水中に身投げしたという。『万葉集』に現れる。



まま- 【継・庶】

接頭語

親子の関係で血のつながりのないことを表す。「まま子」「まま母」。


兄弟・姉妹の関係で、腹違いであることを表す。「まま兄弟(あにおと)」



ま-ま 【間間】

[一]名詞

物と物とのあいだあいだ。あいだごと。


出典徒然草 二一九


「かやうにままにみな一律を盗めるに」


[訳] このように(横笛は、穴の)あいだごとにすべて一律(の音階)を忍ばせているのに。


[二]副詞

時には。時として。折々。


出典平家物語 六・葵前


「位を退いてのちは、ままさるためしもあんなり」


[訳] 退位した後は、時としてそのような例もあるようだ。








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