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らうらうじの意味

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学研全訳古語辞典

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らうらう-・じ

形容詞シク活用

活用{(じく)・じから/じく・じかり/じ/じき・じかる/じけれ/じかれ}


物慣れていて巧みだ。気がきいている。才たけている。洗練されている。


出典源氏物語 若菜上


「らうらうじく美しげに書き給(たま)へり」


[訳] 物慣れていて巧みにりっぱにお書きになった。


気品があって美しい。上品でかわいらしい。魅力がある。


出典枕草子 鳥は


「夜深くうちいでたる声の、らうらうじうあいぎゃうづきたる、いみじう心あくがれ、せむかたなし」


[訳] 夜が更けて鳴き出した(ほととぎすの)声の、気品があって美しく魅力があるのは、とても心ひかれて落ち着かなくなり、どうしようもない。◇「らうらうじう」はウ音便。








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