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人遣りならずの意味

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学研全訳古語辞典

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ひとやり-なら-・ず 【人遣りならず】

分類連語


だれのせいでもなく、自分のせいである。人からさせられるのではなく、自分の意志でする。


出典源氏物語 橋姫


「木の葉の露の散りかかるも、いと冷ややかに、ひとやりならずいたくぬれ給(たま)ひぬ」


[訳] 木の葉の露(の滴)が散り落ちてかかるのも、とても冷たくて、だれのせいでもなく自分のせいで大変おぬれになってしまった。


なりたち

名詞「ひとやり」+断定の助動詞「なり」の未然形+打消の助動詞「ず」








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