学研全訳古語辞典 |
そ-の-こと-と-な・し 【其の事と無し】
分類連語
①
なんということもない。
出典伊勢物語 四五
「暮れがたき夏の日ぐらしながむればそのこととなくものぞ悲しき」
[訳] ⇒くれがたき…。
②
何事につけても。万事にわたって。
出典住吉物語
「そのこととなくあはれにいとほしく」
[訳] 何事につけても、かわいそうで気のどくで。
なりたち
代名詞「そ」+格助詞「の」+名詞「こと」+格助詞「と」+形容詞「なし」
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①
なんということもない。
出典伊勢物語 四五
「暮れがたき夏の日ぐらしながむればそのこととなくものぞ悲しき」
[訳] ⇒くれがたき…。
②
何事につけても。万事にわたって。
出典住吉物語
「そのこととなくあはれにいとほしく」
[訳] 何事につけても、かわいそうで気のどくで。
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代名詞「そ」+格助詞「の」+名詞「こと」+格助詞「と」+形容詞「なし」
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