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好き好きしの意味

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学研全訳古語辞典

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すきずき-・し 【好き好きし】

形容詞シク活用

活用{(しく)・しから/しく・しかり/し/しき・しかる/しけれ/しかれ}


好色だ。いかにも浮気っぽい。


出典源氏物語 若紫


「すきずきしき方(かた)にはあらで、まめやかに聞こゆるなり」


[訳] (姫君のことは)好色な気持ちからではなく、まじめに申し上げるのである。


いかにも物好きだ。


出典源氏物語 絵合


「かう、すきずきしきやうなる、後(のち)の聞こえやあらむ」


[訳] このように、いかにも物好きのようであるのは、後の評判になるだろうか。


風流だ。


出典枕草子 清涼殿の丑寅のすみの


「すきずきしうあはれなることなり」


[訳] 風流でしみじみと心打たれることである。◇「すきずきしう」はウ音便。








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