学研全訳古語辞典 |
よう-だい 【容体・容態】
姿かたち。体つき。また、ようす。「ようたい」「ようてい」とも。
出典落窪物語 一
「ようだい・頭(かしら)つきをかしげにて」
[訳] 姿かたちや髪形が美しいようすで。
やう-だい 【様体・容体】
①
姿・形。かっこう。容姿。
出典蜻蛉日記 下
「頭(かしら)つきをかしげにて、やうだいいとあてはかなり」
[訳] 髪のようすも美しく容姿がたいそう上品である。
②
ありさま。状況。状態。
出典大鏡 師尹
「事のやうだいは、…世の常の東宮(とうぐう)のやうにもなく」
[訳] 物事の状況は、…ふつうの皇太子のようでもなく。
③
病気のようす。病状。◇「容態(ようだい)」とも書く。◆「やうたい」とも。
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