学研全訳古語辞典 |
かへら-・ふ 【帰らふ・還らふ・反らふ】
分類連語
①
次々と(度々(たびたび))かえる。
出典万葉集 一一七七
「い往ゆきかへらひ見れど飽かぬかも」
[訳] 度々往っては還って見るけれど飽きないなあ。
②
繰り返す。
出典万葉集 三七九一
「己(おの)が顔かへらひ見つつ」
[訳] 自分の顔を繰り返し何度も見て。
③
しきりに…する。
出典万葉集 二〇九二
「秋風の吹きかへらへば」
[訳] 秋風がしきりに吹くので。◇動詞の下に付く。
なりたち
動詞「かへる」の未然形+反復継続の助動詞「ふ」
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